セマンティックエディタは産総研サービス工学研究センターで開発中のJavaアプリケーションです。 JRE5以降のJRE (Java Runtime Environment; J2SEに含まれます) が必要です。JRE6以降を推奨します。 下記のJWS版を使うと、 適当な版のJREがなければ自動的にダウンロード・インストールされます。 Mac OS X用のJavaはここにあります。
セマンティックエディタを使うにはユーザ名とパスワードが必要です。 これらを取得するには橋田までご連絡下さい。
2009-03-26
セマンティックエディタは産総研サービス工学研究センターで開発中のJavaアプリケーションです。 JRE5以降のJRE (Java Runtime Environment; J2SEに含まれます) が必要です。JRE6以降を推奨します。 下記のJWS版を使うと、 適当な版のJREがなければ自動的にダウンロード・インストールされます。 Mac OS X用のJavaはここにあります。
セマンティックエディタを使うにはユーザ名とパスワードが必要です。 これらを取得するには橋田までご連絡下さい。
ダウンロードページ (上記とは別のユーザ名とパスワードによる認証が必要です) のから、 下記のいずれかをダウンロードして下さい (JWS版をお薦めします)。
Java Web Start用のスクリプトeditor_stable.jnlpです。 ダブルクリックでダウンロードして起動できます。
または、 ブラウザの右クリックで「」等を選んでダウンロードして下さい。 起動の際にセマンティックエディタ本体の最新版のインストールが自動的に行なわれます。
アプリケーションのアーカイブsaEditor.tar.gzです。 ダウンロード後、適当なディレクトリに展開すればインストール完了です。 起動の際に最新版の自動的インストールは行なわれません。
上記でダウンロードしたeditor_stable.jnlpを実行して下さい。 インターネットに接続されている場合、 JREの適当な版がインストールされていなければ、 自動的にダウンロード・インストールが行なわれます。 また、 セマンティックエディタの最新版がインストールされていなければ 自動的に最新版のダウンロードとインストールが行われます。 最初の起動の際は必ずセマンティックエディタの本体をダウンロードするため、 インターネットに接続している必要があります。 JRE6ではなくJRE5を使う場合は、 Javaコンソールを表示しない設定にして下さい。 Javaコンソール等を表示しない設定は、 Windowsの場合、で行ないます。
上記でインストールしたディレクトリの、saEditor.bat (Windowsの場合) またはsaEditor (UNIX系OSの場合) を実行して下さい。
起動すると、下のような「」ダイアログが表示されます。 ユーザ名とパスワードを入力してをクリックして下さい。
やの設定は、 大学や会社のファイアウォールを越えて サーバにアクセスするためのものものですが、 通常は不要です。 なお、このダイアログは、 起動後にで呼び出すことができます。
ユーザ名とパスワードは管理者から発行されます。 これらがないと作成したコンテンツを共有することができません。
認証が完了した後、 サーバとの通信が可能な状態であれば、 「」 (アップデート情報など) が表示されます。 重要な情報が含まれる可能性があるので、 必ず内容を確認して下さい。 確認したらをクリックして下さい。
セマンティックエディタを初めて起動したときは、システムオントロジーを含む初期ローカルキャッシュが自動的にダウンロードされます。
サーバとの通信が行なわれている間は、 下図のように「」ボタン (との間の下) が赤くなって押下可能になります。
下にセマンティックエディタの画面の全体を示します。
会社や大学によってはファイアウォールのせいで通信ができないことがあります。 その場合は、で「」ダイアログを表示し、 下のように「」タブでを選び、でシステムオントロジーを開いて、を実行して下さい。
をチェックすると「」ウィンドウが現われ、 ここに通信の内容が表示されます。 通信の失敗は赤字で表示されます。
JRE5でJavaコンソールを表示した状態でJWS版を使っている場合など、 セマンティックエディタの終了の際にローカルキャッシュが壊れて 次の起動ができなくなることがあるかも知れません。 そのような場合は、 ローカルキャッシュ (Windowsの場合は C:\Documents and Settings\ユーザ名\.sa\cache) を消去して下さい。
、Alt-F4、 またはCtrl-Qで終了して下さい。
Windowsの場合は、からアンインストールを行って下さい。
展開したディレクトリを削除して下さい。
ユーザディレクトリ (Windowsの場合は C:\Documents and Settings\ユーザ名\ など) に残るキャッシュ (.sa ディレクトリ) を削除して下さい。
サンプルプラグイン (Serialize「」、 Duplicate「」、 Graph Search「」など) がシステムオントロジーに組み込まれています。 プラグインはから実行できます。
追加のプラグインは、プラグイン(sa:plugin)型のメディアノードをプロジェクトオントロジーの中に置き、を実行すると、 以後から使用可能になります。
不要になったら、プロジェクトオントロジーの中から移動 (カット&ペースト) や削除でプラグインノードを取り除き、 を実行すると、以後メニューからも消されます。
を実行すると、 すべてのプラグインがいったんメニューからは消えますが、を実行するか次にプロジェクトファイルを開くとふたたび使用可能になります。
システムオントロジー内のプラグインノードを移動 (ドラグ&ドロップ、カット&ペースト) や削除してしまうと、 すべてのユーザーに影響が及ぶので注意してください。 誤ってカット&ペーストなどしてしまった場合は、 元に戻す (Ctrl-Z) またはバージョンを戻す (Shift-↓) を実行して下さい。
セマンティックエディタはRDF (Resource Description Format) のグラフを共同作成するためのソフトウェアツールです。 グラフはノードとリンクからなり、 ノードはハイパーノード(グラフを中に含むノード) でも構いません。 画面のトップレベルもハイパーノードです。 その他のハイパーノードの内容であるグラフは各々サブウィンドウの中に表示されます。
セマンティックエディタの画面には「グラフモード」と「ツリーモード」という2通りの表示のモードがあります。 トップレベルのウィンドウは通常はグラフモードになっていますが、 サブウィンドウは通常はツリーモードになっています。 ウィンドウの背景を右クリックすると現われるからまたはを選択するとツリーモードまたはグラフモードに変更することができます。
グラフモードでは、 グラフに含まれる各ノード、 各リンクがちょうど1回ずつ出現するようにグラフを単純に表示します。 ツリーモードではグラフを木のように表示しますが、 各ノード、 各リンクは複数回出現しても良いので、 木の形で任意のグラフを表示できます。 ツリーモードではウィンドウの左端に縦長の長方形が現われます。 この長方形は当該のハイパーノード自体を表わします。
ツリーモードでは、 カーソルの位置に応じて黄色い破線 (上の図ではノード`F'の右側の破線) が表示されますが、 これは、ドラッグ&ドロップによる< SPAN>実体(ノードまたはリンク) の移動や新たな実体の作成によって実体が挿入される位置を示しています。
上の図の状態でCtrl-Tを実行すると、 現在フォーカスされたウィンドウの中にノードの一種であるテキストノードがノード`F'の右側に新たに作られます。 テキストノードができると、 その内容としてテキストを入力できる状態になっています。
ここで背景をクリックするなどしてテキストを入力せず空にすると、 空ノード(空のテキストノード) が表示されます。 ノードのタイプであるクラスはrdfs:Resourceです。
実体(ノードまたはリンク) の左肩の赤い星印は、 その実体 の最新の情報がサーバに送信されていないことを示します。 「同期」を実行するとその情報がサーバに送信され、 星印が消えます。
実体のタイプ(ノードの場合はクラス、 リンクの場合は属性) を変更するには、 その実体を右クリックして現われる() から適当なタイプを選択します。
上図の例のクラスや属性を使用するには、そのためのオントロジー`rel (middle-grain linguistic relations)'をプロジェクトオントロジーにインポートしてする必要があります。
ノードをダブルクリックすると、 そのノードに対応するサブウィンドウが開きます。 たとえば上図の例で空ノードをダブルクリックすると、 下図のようになります。
このサブウィンドウの中にノードを作ると、 空ノードの枠線が2重になりますが、 これはこのノードが非空のハイパーノードになったことを表わします。
さらにノード`B'をこのハイパーノードの中にドラッグ&ドロップすると、 サブウィンドウの背景が緑色になりますが、 これはノード`C'を根とする部分木が空ノード自身も含めて空ノードの要素となり、 空ノードがトップレベルのハイパーノードの要素でなくなくなったため、 このサブウィンドウの内容が現在のプロジェクトの外にあることを示します。
ツリーモードでは各実体をCtrl+ドラッグ&ドロップすることによってその実体の新しい出現を作ることができます。 また、 リンクの端 (3角か丸の部分) を背景にドラッグ&ドロップすると、 ドロップ先にその端につながったノードの新しい出現ができます。 たとえば、 下のように「例」リンクの右端をノード`A'の右側にドラッグ&ドロップすると、
ひとつの実体のある出現を別の出現にドラッグ&ドロップすると、 2つの出現を後者に統合できます。
終点がrdfs:Literalタイプまたはxsd:Datatypeタイプである属性 (データ型属性) のインスタンスと終点は、 始点であるノードの内部に埋め込まれます。 それらを閲覧・編集するには、 ノードに関して「」 (Ctrl-G) を実行します。
ツリーモードでは、 ノードの下へ複雑な部分木を畳み込んで、 ツリーの全体像を見やすくできます。 部分木の根となるノードの右脇にカーソルを合わせると、 背景の色が変わり`-'が表示されます。
ここで`-'をクリックすると、 表示が`-'から`+'に変わり部分木は畳み込まれます。
ノードの右の`+'をクリックすると、 ふたたび部分木が展開されます。
グラフモードでは、 リンク自体をリンクの終点にすることができます。
同じ関係が、 ツリーモードでは下図のような表現になります。
上図の`A'を始点とするふたつの「要素」リンクのうち、 `D'へのリンクの方が「言及」リンク終点である「要素」の選択と同時に青くなっているので、 「言及」リンクの終点と同じ実体をもつリンクだとわかります。
以下のようなメニューを見れば操作の仕方は大体わかると思います。 たいていのコマンドにキーボードショートカットを定義してあるので活用して下さい。
「」メニューには、 上図に示されているキーボードショートカット以外に、 クリックやドラッグによる操作が可能な項目があります。 たとえば、 ノード内のテキストの「」は、 ノードを選択した状態でCtrl-Eとする以外に、 ノードをCtrl-ダブルクリックしても実行できます。
背景を右クリックすると (サブ) ウィンドウのが現われます。
ツールバーや、 選択した実体のURIを表示するステータスバーの表示・非表示は、 から、 「」ダイアログ内、 「」タブ中の「」チェックボックスで設定できます。
この他に、ノードを右クリックして現われるからも さまざまなコマンドが実行できます。 リンクのからは属性を選択できます。
ノードとリンクの総称。
テキストノード、メディアノード、またはオントロジーノード。 これらはハイパーノードとなって要素を持つことができる。 要素を持つノードの縁は2重線で表示される。
テキストを内容として持つノード。 テキストが空ならクラスのラベルが表示される。 ただし、 テキストが空でクラスがrdfs:Resourceなら、 空ノードとして表示は空白になる。
メディア (任意のファイル) を内容として持つノード。
クラス (ノードのタイプ) または属性 (リンクのタイプ) を表わすノード。
実体の間の関係を表す実体。
ハイパーノードを指し、 それを表示するウィンドウのサイズや、 それに含まれるサブウィンドウ等の情報を含むファイル。
プロジェクトファイルによって指されたハイパーノードと、 その子孫の実体からなるコンテンツ。
グラフを木の形にレイアウトするモード。 ノードに対応するウィンドウを最初に開いたときはこのツリー表示モードになっている。
グラフを普通にレイアウトするモード。 各ノード、 各リンクがちょうど1回ずつ出現するように表示される。 新しいプロジェクトを最初に開いたときはこのグラフ表示モードになっている。
ハイパーノードの内容であるグラフを表示するサブウィンドウを開きます。
(サブ) ウィンドウをスクロールします。
実体のURIを以下のいずれかの操作で入力すると、 その実体をできます。
実体同士 (通常はノード同士) を結び付けます。
ノードの内容のテキストを編集します。 オントロジーノードの内容 (URI) も編集できます。
実体の位置を変更します。
リンクの先端 (3角形の部分) または末尾 (丸い部分) を他の実体にドラッグ&ドロップするとリンクの端点が付け換わります。
ツリー表示モードでリンクのいずれかの端を実体がないところにドラッグ&ドロップすると、 その端が付いていた実体の新たな出現がそこにできて、 ドラッグした端がその出現に付きます。
ノードがどのクラスのインスタンスか、 リンクがどの属性のインスタンスかを設定します。 クラスと属性は、システムオントロジーまたはプロジェクトオントロジーで定義されたものから選べます。
いずれかのノードを右クリック
いずれかのリンクを右クリック
ノードには、 単文 (テキスト) /メディア/オントロジーという3つの種別があります。
サーバと通信することによって他の利用者とコンテンツを共有することができます。サーバとの通信には主に(再帰的) 同期を使って下さい。
フォーカスされたノードとその要素の実体について、 前回の通信より後の変更をサーバに送信し、 またサーバでの変化を取得します。
フォーカスされたノードとその子孫の実体について、前回の通信より後の変更をサーバに送信し、またサーバでの変化を取得します。
通信によって実体の枠線の色が変化することがあります。 各色の意味は下記の通りです。
最近の通信によって新たに出現した。
サーバでの変更 (子孫に関する変更を含む) が取得された。
ノードの子孫に関するサーバでの変更に未取得のものがある。
セマンティックエディタが初期状態で使用できるオントロジーは、 システムオントロジーに含まれる下記のものです。
従来システムオントロジーに含まれていた下記のオントロジーは、 他のオントロジーと共に`some ontologies you may include in your projectOntology'の中にあり、 から開くことができます。
言語的関係のオントロジー`rel (middle-grain linguistic relations)'は文間の関係 (談話関係) 等の意味的な関係を定義しています。 通常の文章に相当するコンテンツはこれらの関係を使って作ります。 上の図のツリーやグラフの例もこのオントロジーを使用しています。
ここでは「サザエさん」の家系図を作ってみましょう。 以下に図で示すコンテンツはすべてグラフ表示モードになっていますが、 ツリー表示モードでも実質的に同じことができます。
家族関係を記述するためには、 そのためのオントロジーをプロジェクトオントロジーにインポートしてする必要があります。 ここでは、 予め用意されているオントロジー`fam: family relation'に基づいてグラフを作ります。
のから`'を開き、その下のに`'があるのを確認します。
確認したら`'の方をクリックして`some ontologies you may include in your projectOntology'を展開します。
背景が緑色になっているのは、 このノードが現在作業中のプロジェクトに含まれていないということです。 ちなみに、 縁が点線になっているノードは実はこのハイパーノードの要素ではなく、 「ダミーノード」と呼ばれます。
もし`fam: family relation'ノードの縁がピンクになっていたら、 その最新の内容が未取得であることを表わしています。 いったん`fam: family relation'を開いてこのオントロジーの中味をダウンロードして下さい。
でプロジェクトオントロジーを開きます。
プロジェクトオントロジーのウィンドウが開いたら、 ツリーモードにして`some ontologies...'にそろえます。
`some ontologies...'の中から`fam: family relation'を`projectOntology'にコピー&ペーストします。
ドラッグ&ドロップでプロジェクトオン トロジに移動 (カット&ペースト) すると、 `some ontologies...'ノードから`fam: family relation'オントロジーが削除されてしまうので注意して下さい。
カット&ペーストしてしまった場合は、(Ctrl-Z) または(Shift-↓) を実行して下さい。
`fam: family relation ontology'を開いている場合には背景が緑から白に変化してインポートが完了したことがわかります。
インポートが終わったらを実行します。
しないと、 後述のクラスの変更などができません。
以下のようなことを表わすグラフを作成しましょう。
`fam: family relation'オントロジーでは、 以下のクラスと属性 (プロパティ) が定義されています。
まず、サザエを妻、 フグ田マスオを夫とする夫婦ノードを作成します (このノードを便宜上「フグ田夫妻」と呼びます) 。 最初に空ノード(空テキストノード) を作成し、 そのクラスを`fam:MaritalCouple'に変更します。
ここでは夫婦ノードを空ノード (空テキストノード) にしていますが、 他の種別にすると次のようなことができます。
このように、 あるクラスをリンクの終点でないノードのタイプとして使うには、 そのクラスの`iOccur'属性の値が「自由」でなければなりません。
クラスを変更したテキストノードは、テキストが空白の場合はクラスが太字で表示されます。
次に、 この夫婦ノード「フグ田夫妻」を他のノードと関連付けます。
夫婦は必ず夫と妻を含みます。 `fam: family relation'オントロジーではこのことが定義されているので、で夫と妻に相当するノード、 およびそれらと夫婦ノード「フグ田夫妻」との関係が簡単に作れます。
生成された妻ノードのテキストをサザエにします。 妻ノード(空ノード「女」) を長クリックしてテキストカーソルを作り、 テキストを入力して下さい。
同様に、 空ノード「男」 (夫ノード) をテキストノード「フグ田マスオ」に変更します。
以上でフグ田夫妻ができました。
この夫婦の間には、 子供 (タラオ) がいます。フグ田夫妻ノードのからを選択すると、フグ田夫妻を始とするリンクとその終点のノードが生成されます。
上図とちがって「フグ田夫妻」と「人」 (または「男」・「女」) ノードが「子」リンクで結ばれていない場合は、 リンクとノードをそれぞれ手動で、 リンクの属性を「子」に、 ノードのクラスを「人」または「男」・「女」にして下さい。
新しい「子」リンクとノードを見やすい位置に移動したら、 タラオは男なので、 新ノードが「人」(or「女」)ノードならばそのクラスを人(or女)から男に変更し、 さらに名前を入力します。
同様にして「磯野家」のグラフを作成します。
「磯野夫妻」と「サザエ」の間の親子関係を表現するため、 前者 (「夫婦」ノード) から後者への「子」リンクを作ります。 たとえば、CtrlキーまたはShiftキーを押した状態で「磯野夫妻」、 「サザエ」の順にノードを選択しておいてCtrl-Mでリンクを作り、 そのタイプを「子」に設定します。
これで所期のグラフができました。
さらに、 普通の家系図風に配置を変更することもできます。
上の図は本当の縦書きではなく、を使った一行一文字の横書きです。
この内容を後で使いたい場合は、を実行してプロジェクトファイルを作ります。